小学生への勉強の教え方【教科別】ポイント、成績アップのコツとは?

自分では理解しているつもりでも、誰かに教えるとなると難しく感じることもありますよね。

まして、相手が小学生ならなおさら。

小学生への勉強の教え方には、ポイントがあります。

「どう伝えればわかってもらえるかな?」と頭を悩ませるよりも、教科別にポイントを押さえた教え方をするのが一番です。

あなたの教え方ひとつで、お子さんの「わかった!」が増えていきます。

日常生活で役立つ成績アップのコツもお伝えするので、ぜひ授業の参考にしてください。

家庭教師のアルバイトを通じて、お子さんの可能性を広げていきましょう!

目次

小学生への勉強の教え方【教科別】ポイントとは?

小学生に勉強を教えるなら、できるだけ簡単で、楽しく覚えられるように工夫しましょう。

国語、算数、英語、理科、社会についてそれぞれ教え方のポイントをお伝えするので、それらを「基本」としながら、お子さんに合わせてカリキュラムを組んでください。

・国語 ~読解問題は要約がポイント~

家庭教師のアルバイトをするなら、小学生には文章題など読解問題をメインに指導してください。

国語で小学生がつまずきやすいのは、読解問題です。

覚えるべき漢字もどんどん増えますが、これはひたすら書いて覚えるしかないので漢字は自主学習で覚えてもらいましょう。

読解問題のコツは、要約にあります。

まずは文章をひと通り読んで、文章全体の要約をしてもらいましょう。

全体の要約ができたら、次は小段落ごとに分けて要約をします。

このように細かな要約を繰り返すことで、次第に読解力が向上。1日ですぐに、というわけにはいきませんが、繰り返すことで次第に読解のコツが身につくはずです。

・算数 ~基礎を徹底して次第に応用へ~

算数は、まず「たし算」「ひき算」の基本を徹底することからはじめましょう。

たし算とひき算がスムーズにできるようになったら、「かけ算」にすすみます。

その後に「わり算」も出てきますが、わり算はかけ算の応用です。あせらず、かけ算がきちんとできるようになったら、少しずつ移行していきましょう。

学年がすすむと、長方形の面積など公式が必要になる単元が増えてきます。

何も見ずに公式がすらすら言えるようになるまで、設問に取り掛かるのは避けたほうが賢明です。

公式を使って解けるような基本問題をクリアしたら、徐々に応用編へと入りましょう。

・英語 ~希望を聞いてレベルにあわせた指導~

英語は特に保護者の目的が明確なことが多いです。

「中学受験を見据えた指導をしてほしい」「補習として授業のフォローをしてほしい」「とにかく英語に慣れさせたい」など、家庭によって要望は様々です。

保護者やお子さんの希望を聞き、レベルに合わせた指導をおこないましょう。

時には、中学1年生向けの教材が役立つこともあります。

中学1年生の英語教材はそれほど難しくないため、単語だけではなく文法まで自然に覚えられますよ。

・理科 ~理解か暗記かで指導方法を変える~

理科の学習内容は、大きく「理解して覚えるもの」と「暗記して覚えるもの」の2種類に分けられます。

理解して覚えるものは、なぜそうなるのかと深い部分まで把握することで覚えやすくなります。簡単なものなら、お子さんと一緒に「実験」をしても良いでしょう。

一方、暗記項目はひたすら反復あるのみ。時には前の分野を理解していないとすすめないこともあるので、必要ならつまずいた部分まで戻ってじっくり復習してくださいね。

・社会 ~分野ごとに勉強方法を変える~

小学生の社会は、「歴史」「地理」「公民」に大別されます。

歴史の年号は、語呂合わせをすれば楽しく覚えられますよ。また戦争の歴史は覚えにくいと思われがちですが、実は「土地は誰のものか」を基準に考えるとわかりやすくなります。

地理は、地図を見ながら勉強するのがおすすめです。「この地層がある〇〇県はこの位置……」なんて地図と照らし合わせながら学習をすすめれば、観光気分で楽しんで勉強できるでしょう。

公民の学習範囲は、小学生ではかなり限定的です。普段から、ニュースなどで時事問題に慣れさせましょう。

小学生が成績アップする勉強のコツとは?

小学生が成績アップするためには、机での学習の他に、日常生活にもヒントがあります。

お子さんと話し合いながら、時には保護者にも相談しつつ、一人ひとりに合ったやり方ですすめていきましょう。

・ゴールから逆算して計画を立てる

「目標のない勉強」は、なかなか続かないものです。

ゴールを設定して、そこに向けて計画を立ててください。

小学生は全国一斉模試のような大きな試験がなかなか無いので、ゴールはほとんど「学校のテスト」になるでしょう。「次のテストで〇点を取る!」など短いスパンで計画を立てていけば、モチベーションが維持しやすいですよ。

・週末にまとめて勉強ではなく、日々勉強するクセをつける

「友達と遊びたい!」「クラブ活動で疲れた!」など、小学生はやることが毎日たくさんあります。

そのため勉強を後回しにしがちですが、成績アップのためには日々勉強することが大切です。

 

「帰宅後すぐに」「夕食後に」などタイミングを捻出して、短時間でも良いので机に向かうクセをつけましょう。

・音楽によっては集中力アップの効果あり

クラシック音楽には、集中力を上げる効果があります。

勉強中のバックミュージックとしてクラシックを流せば、雑念が消えて勉強に集中しやすくなるでしょう。

他にも、ラジオを流しながら勉強するとはかどることもあります。

ただ人によっては合わないこともあるので、1回試してお子さんの反応を確かめてくださいね。

・替え歌暗記法で楽しく覚える

机に向かって頭に詰め込むのも悪くはありませんが、替え歌で勉強すれば楽しく暗記ができますよ。

最近では替え歌やリズムを駆使した覚え方が、YouTubeなどでいろいろ掲載されています。

もちろんオリジナルに開発しても良いですが、YouTubeなら背景にメロディーがついていることが多いので、音楽全体のイメージがしやすく暗記がすすむでしょう。

・家の中に勉強メモを貼って覚える

トイレやリビングなど目につくところに勉強メモを貼るのも、成績アップのための一つの方法です。

特に公式など暗記が必要なものに効果的で、毎日目にすることで自然に頭に入ることが期待できます。

ただ家の中に張り紙をするとなるとご家族の理解が必要なので、お子さんの同意だけでなく、保護者とも相談してからにしてくださいね。

・起きた後の復習で定着力アップ

寝る前に覚えた情報は、翌日に復習することで定着力がアップします。

「学校から帰った後は疲れて勉強する気になれない」というお子さんは少なくありませんが、そのような場合は少しだけ早起きして朝方に勉強してもらいましょう。

これは「サンドイッチ法」という方法で、睡眠をはさんで復習することで、学習内容が脳に記憶されやすくなるといわれています。

まとめ

家庭教師のアルバイトは、教え方ひとつでお子さんの成績を上げられる、やりがいのある仕事です。

教え方は、教科別にコツがあります。

コツを押さえながら丁寧に指導していくことで、お子さんの成績は上がっていくでしょう。

また、成績アップのコツは日常生活にもひそんでいます。

ご家庭と相談しながら、お子さんにあった方法ですすめていってくださいね。

家庭教師のアルバイトを通じて、一人の人間の可能性を広げていきましょう!

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