家庭教師の学研に興味はあるけど、「どんな流れで授業を行うの?」や「家庭教師の経験が無くても大丈夫?」と不安に感じる人は多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では家庭教師の学研で指導した方 (以下Mさん) から話を聴いて、実態調査を行いました。
【家庭教師の学研の時給、給料について】
まずは、一番気になる時給やお給料についてお話します。
学研の家庭教師では、教える学年や家庭教師の経験などによって時給が多少変わるようです。
今回実態調査に協力してくれたMさんは、時給1500円で90分指導を行ったとのこと。
また、交通費も別途支給されたそうです。
家庭教師センターによってお給料が支払われるタイミングは違っていて、ご家庭から月末に手渡しで支払われるところや、家庭教師センターから翌月に銀行振り込みのところがあります。
家庭教師の学研では、お給料は指導した翌月に銀行振込で支給されます。
【家庭教師の学研の案件について】
次に、学研の家庭教師の案件について紹介しますね。
家庭教師の学研では、お仕事の案件は多くの場合メールで送られてきます。
案件のメールには、生徒の学年や教える科目、指導の希望日時、勤務地、簡単な性格などが記載されています。
案件で気になったものがあれば、家庭教師センター本部へメールを返信し、生徒を紹介してもらうシステムだそうです。
この時、何か気になったことがあれば、家庭教師センターに電話して詳しく尋ねることもできるとのこと。
案件のメールが来る頻度は不定期で、時期によっては家庭教師先が決まるまでに時間がかかったり、逆にすぐに決まったりする事もあります。
Mさんの経験上、家庭教師が卒業などで辞めたり、生徒さんが新学年に進級する3月〜5月頃は比較的案件が多いようです。
また、Mさんの話によるとメールだけでなく、ごく稀に電話で案件を紹介されたこともあったそうです。
このように、家庭教師センター本部からメールや電話で案件が紹介されるため、家庭教師が指導する教科や学年の希望を出すことはできず、自分が希望する条件とマッチした案件が送られてくるのを待つ必要があります。
なお、多くの案件では指導日時についてある程度交渉は可能です。
仮に、「気になった案件があるけど、指導日が合わない」と言うことがあった場合は、まずは家庭教師センター本部に問い合わせてみましょう。
家庭教師センターがご家庭に確認をしてくれて、希望する日時が変更された事もあるようです。
【家庭教師の学研の面接や研修について】
Mさんが初めて案件に応募した時は、すぐに面接と研修の案内が送られて来たようです。
はじめに履歴書を渡した後、すぐに学力テストが実地されたとのこと。
教科は国語、数学、英語で、出題されたのは漢字の読み書き、因数分解、基礎計算、簡単な英文法など難易度はそれ程高くなかったようです。
制限時間も特に設けられておらず、解き終わったら面接官の方に声をかけるようにMさんは言われたとのこと。そのため、学力テストに関してはそれ程準備をする必要も、試験に対してプレッシャーを感じることもないようです。
不安だという方でも、中学1,2年生の数学と英語をサラッと復習するだけで大丈夫でしょう。
Mさんは試験終了後すぐに、紹介される生徒さんについて説明をされたそうです。
説明された情報として、Mさんが覚えている限りでは、生徒さんの学力、どのくらいまで成績を上げたがっているのか、やる気があまりないなど、指導に関することは一通り包み隠さず伝えられたとのこと。そういった情報を聞かされた上で指導を受けてもらえるかを確認された後、研修をおこなったそうです。
研修では、指導報告に使うWEBページの利用法や、指導方法について説明されます。
指導方法に関しては、1回の授業で予習や復習にどれくらい時間をかけるか、宿題の出し方といった基礎的なことだったようです。
Mさんは、他の家庭教師センターにも登録をしており、同様の研修を受けたことがあるため、少し物足りないと感じたそうです。
ただ、それでも気になる点がいくつかあり、面接官の人に色々と質問をしたところ丁寧に回答をしてくれたようです。
そのため、家庭教師が初めてだという方も、不安に感じたことは遠慮なく質問をしすれば、あなたが抱える不安は解消するでしょう。
【家庭教師の学研の指導について】
初めてご家庭を訪問した時、まずすることはお互いの自己紹介です。
案件によって指導時間や教科は変わりますが、はじめの10分くらいをかけて自己紹介をしたそうです。
なお、生徒さんによっては、はじめて会う年上の人に対して緊張する子も多いので、家庭教師側から話題を振るなど、親しみやすい雰囲気を作ることがとても大切なようです。
ある程度自己紹介を行った後は、指導に入ります。学研の家庭教師では、他の家庭教師センターと違って特別なテキストなどはありません。
そのため、Mさんの授業でも、生徒さんが普段使っている学校のテキストやプリントを使って指導を行っていたそうです。
授業の進め方は、基本的には研修で教わったように予習や復習の時間をとるように意識していたとMさんは言います。
授業の最後のほうで、宿題を出してその日の指導は終了です。
【家庭教師の学研の授業以外に行っていたこと】
家庭教師の学研では、授業以外にも行うことがいくつかあります。
まずは、授業終了後に保護者の方に、どのような授業を行ったのか、今後どのように指導を行う予定かを報告すること。
次に、専用のWEBサイトで指導をちゃんと行ったことを報告すること。
この2つは、毎回の指導後に行う必要があります。
また、WEBサイト上での報告とは別に、専用の報告書にどのような指導を行ったのかを詳しく書き、月ごとに家庭教師センター本部に提出する必要もあります。
この他にも、Mさんによると問題プリントを用意するなど指導前の準備が必要な場合が時々あったようです。
【家庭教師のセンター本部のサポート体制について】
Mさんはあまり家庭教師センター本部と連絡をとったことはなかったとのこと。
ただ、指導を初めてすぐの頃は、「指導をしていて何か困ったことはありませんか?」や「何か困ったことがあったら遠慮せずに相談してください」といった声掛けをしてくださったようです。
そのため、家庭教師がトラブルに会ったり、困ったりしないようにしっかりとしたサポート体制は整っているのではないでしょうか。
まとめ【バイト経験者が語るアドバイス】
最後に、Mさんに学研の家庭教師をおすすめするポイントとおすすめしないポイントをそれぞれ聴いてみました。
おすすめするポイントは、決められたテキストがないため、生徒に合わせて柔軟な指導ができること。
他の家庭教師センターでは、決められたテキストをちゃんと使うように指示されるため、時に指導しづらい事もあるようです。
また、生徒さんが少しずつでも成長する手助けができるというやりがいが有ることもおすすめする理由だそうです。
おすすめできない点は、お給料のこと。
他の家庭教師センターと比べると、時給がやや低めの印象を受けるそうです。
また、他の家庭教師センターでは、ご家庭から月末に手渡しで受け取るところが多いのですが、家庭教師の学研では翌月にお給料が銀行へ振込まれます。
そのため、少しでも早くお給料が欲しいと言う方には、あまりおすすめできないようです。とはいえ、サポート体制はしっかりしており、家庭教師センター本部の方は親切に対応してくださるので、家庭教師が初めての人でも安心して働くことができると思います。